
文系出身者の自分でも基本情報技術者試験に一発で合格したい。どの勉強法を参考にすれば良いんだろう。
受かるための勉強法はシンプル。合格後のキャリアまで見据えよう。

<この記事を書いた人>
✔︎文系学部の出身
✔︎知識ゼロでIT企業入社
✔︎基本情報や応用情報試験などに合格済み
まずは大前提として基本情報技術者のポジションを把握しよう。

その名の通り国家資格として土台部分に位置づけられている。
合格率25%の難易度高めの試験ではあるが、実は攻略法がしっかりと存在する。
基本情報試験に受かるための最短ルート
- 午前問題を5年分を丸暗記
- 午後問題を3年分を丸暗記
- 資格の一長一短を理解
たったこれだけ。文系出身者の独学でも余裕。
資格試験に受かるために高額なスクールを推奨する記事やサイトも多いが本気で必要ない。
それでは解説していこう。
基本情報技術者試験
文系出身者の独学合格
①午前問題5年分を解きまくる

1冊に対してバランスよく配置されている本。周囲もこれを使っている人がほとんど。
午前試験は80問(全マーク式で回答)

試験は全部で2時間半の長丁場。全部で80問。
午前問題はリサイクルされている
情報技術者資格試験は国家資格である特性上、下手に尖りすぎた問題が出題できないと言う特徴がある。
要するに出題される内容については過去問題のマイナーチェンジに過ぎないと言うわけだ。
あなたがする事は午前問題の問題文、答え、解説を丸暗記するだけ。暗記量を増やせば増やすほど合格に近づく。
網羅度で圧倒的に差をつける(午前5年分)
午前問題に関しては5年分を問題文や解説ごと丸暗記してしまえば良い。
午前問題は80問出題されるので、計400問のみが記憶すべき対象となる。解説もしっかり読み込む事で網羅度は跳ね上がる。
注意ポイント
問題傾向にも流行り廃りがあるため、遡ってまで行う優先度は限りなく低い。
予想問題や模擬試験は必要ない
各予備校には申し訳ないが、予想問題や模擬試験は全く必要ない。
・問題はマイナーチェンジされている
・IPA公式が過去問題を公開している
https://www.jitec.ipa.go.jp/1_04hanni_sukiru/_index_mondai.html
あなたが遠回りしたいなら別だが、最短ルートで行きたい場合は過去問を重点的に攻めよう。
情報処理系の国家資格は過去問から逸脱したレベルはまず出ない。基本事項のみ抑える事ができれば合格できるのだ。
基本情報技術者試験
文系出身者の独学合格
②午後は3年分のみでOK

午後について詳細な解説が乗っているのは上記。
午後試験は設問を選択(全マーク式で回答)

試験は全部で2時間半の長丁場。設問を選択する必要あり。
午後問題「何を選ぶべきか」に終止符
合格する事が目的の文系出身者であれば表計算以外の選択は勧めない。一度でもコツと感覚さえ掴めれば満点を取れるサービス設問だ。
たまに「表計算は邪道」みたいな謎のイキリIT輩が現れるが完全無視でOK。
言うまでもないが、午後設問で何を選んだかと将来の年収は全く関係ない。
あなたは賢く「表計算」一択でいこう。
午後は通して3年分やれば良い
午後の学習に関しても午前とほぼ同様だが、解説部分をしっかり読み込むようにしよう。
午後は過去問と完全同一な問題が出る事はないが問われている「考え方」は共通している。
午前問題で5年分の知識が定着していれば、午後問題の勉強もそこまで苦には感じないはずだ。
問8のアルゴリズムは取れなくてOK
基本情報試験の不合格者あるあるの一つに「問8のアルゴリズムで時間切れ」がある。
基本情報技術者試験は国家資格といえど全問マーク式の問題。適当につけて逃げ切るのも立派な手段だ。
ココがポイント
合格するために力を入れるべきは問8のアルゴリズムではない。
問13の「表計算」に全集中するのが賢い選択だ。
※ちなみに上位資格である応用情報試験ではこのアルゴリズム設問は選択必須から外れている。
そのため基本情報さえ乗り切ればアルゴリズム設問に二度と会う事はない(笑)
基本情報技術者試験
文系出身者の独学合格
③資格の一長一短を理解する

モチベーションの維持
国家資格のメリットを理解
基本情報技術者試験はITパスポートよりも上位資格であり、知名度も抜群の資格である。
この資格を持っている時点で多少なりとも、一般的なIT教養を習得していると認識される。
企業にもよるがこの手の資格試験から逃げ回っている人は意外と多いため、持っているだけで差別化が図れる場面もある。(就活や転職、昇進場面など)
情報系の国家資格保有者という定量的な指標そして難易度も合わせるとコスパの良い資格と言えるだろう。
たかが資格試験と認識する
資格だけじゃ飯が食えない
とはいえ合格に躍起になって力みすぎる必要はない。
いくら国家資格とはいえ弁護士や公認会計士のような士業に必須な資格とは異なる。
胡座をかけるレベルの資格ではない事を認識しよう。
就活や転職時に資格提示してうまく行ったとしても、配属後に求められるのは実務遂行力なのだ。
通過点の認識を持つ
キャリアや収入にはプログラミング能力の方が大事
資格試験はあくまで体系的な知識を証明するために過ぎず、あなたがどれくらい稼げるかを担保するものではない。
現場で求められるのは実際のプログラミング能力だ。
いくら体系的な知識を習得したとはいえ実務の場で生かすことができなければ正直意味はない。
裏を返せば基本情報試験に何回落ちたとしても、実業務に活かせるプログラミングスキルさえあれば将来のキャリアや収入は担保されるのだ。
基本情報技術者試験
文系出身者が受かる方法
まとめ

→「過去問題に全集中する」に尽きる。
あなたが試験本番の緊張コントロールに課題がある場合は「たかが資格」という冷静な視点を持とう。
万が一あなたが基本情報に不合格だったとしても無駄に落ち込む必要はない。
不合格の数年後、プログラマーとしてバリバリ活躍している未来も全然あり得るからだ。
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